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午前10時２分開議
○委員長（道畑 克雄）
・ 開会宣告
・ 議題の確認
１ 調査事件
(1) 所管事務調査事項の選定について
○委員長（道畑 克雄）
・ 議題宣告
・ 本件は、前回の委員協議会において、各委員で再度検討いただき、案があったら、提案いただきた い旨と、あわせて、正副において案を示し、その案をもとに改めて協議いただく旨、確認していた。 はじめに、各委員のほうから発言あるか。(「なし」の声あり)
・ それでは正副から提案したい。お手元に配付している資料をご覧いただきたい。調査の趣旨や目的 などを 含め て説明 した い。ご 承知の とおり 、本 市に おいて は、「若年 層の転 出超 過」な ど、人口 減少 に歯どめがかからない状況が続いており、その対策として、市では未来大学などの高等教育機関や学 術研究機関が集積している点、さらには来年３月の北海道新幹線の開業による交流人口の拡大など、 本市の強みを最大限に生かすべく、企業誘致、地場産業の活性化、新産業の創出、起業化支援などに より、雇用の拡大・創出に取り組んでいる。また、市が実施した地方創生に関する市民アンケートで は、経済を活性化するために取り組むべき施策として「安定した雇用先の確保」や「企業誘致の推進」 と続き、就労に関する施策へのニーズが高い結果となっている。以上の状況を踏まえ、安定した雇用 の拡大・創出につなげるため、企業誘致の観点から、どういった誘致の方法があるのか、また、誘致 した企業が末永く定着するため、どういった取り組みが必要かについて、本委員会として他都市の取 り組みも参考に調査してはどうかと考えるが、いかがか。
○阿部 善一委員
・ よいと思うので、ぜひ施策を進めなければならない。ただ、気になるのは、２年前だと思うが、名 前を聞けば誰でもわかる超大手の優良企業だが、函館に来て、ぜひやりたいということで折衝して、 こちらからも本社へ行ったり、いろいろしてだめになった。なぜ、だめになったのかは詳しく聞いて ないが、そういう意味では函館の何がどうだめなのか、我々自身がいろいろ調査する中で、弱点を知 らないで、ただ旗だけ振っても誰も来ない、そんな甘いものではない。どこが函館は有利で、どこが 弱点なのかということを、きちんと踏まえた上で、企業誘致あるいは、そういう展開をしていくとい う戦略性を持った活動をしていかないと、ただ旗を振ってスローガンに終わってしまうという可能性 は極めて大だということなので、私は、前から水産振興を調査事項にすべきだと言っているのは、国 際水産・海洋総合研究センターができ、相当、期待を持って国際海洋都市構想を目指すという中での 位置づけだが、しかし現実には、そのとおりにはいってないし、産学官もスローガンだけに終わって いる現状だ。そこに、何がどう問題があるのか、さまざまな解析をして、それを克服していかなけれ ばならない。そういう意味で、これから当委員会が企業誘致に取り組むというのは、大変よいことだ とは思うが、そういうことをきちんと分析しないでやるということは、だだスローガンだけで、市民
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にとって説明がつかない話だ。そういった意味では、水産振興と絡めた中で、学術と実際の業とを結 びつけた先駆的な前進的な取り組みをしている県でも市でも村でも、規模はかまわないので、そうい うところを選んでいければいいなと思っている。
○委員長（道畑 克雄）
・ 他に発言はあるか。(「なし」の声あり)
・ 水産振興の件は、前の協議会でもお話いただいて、市の水産振興の基本計画が策定されるという話 もあったから、それにあわせていろいろ多角的に話を聞くような形で、どういったことが調査できる かをやっていってみたらどうかという話をしたが、それについては、そのような機会でやっていくこ とがあるかなと思う。企業誘致のお話もいただいたが、当然、今言われたような視点、例えば地元の 部分でどういった状況であるのかは、経済部とか観光部に聞く中で、私たちも、今までの総括すべき 点とか反省すべき点とかをきちんと踏まえながら、どこをどうすればいいのかというところを提言し ていくことになっていくのかなと思う。調査は、今、当然言われたような視点も含めて行っていくと いう認識で進めていきたいと考えるが、よろしいか。
○阿部 善一委員
・ はい。
○委員長（道畑 克雄）
・ 他になければ、調査事件については、正副から提案したことで進めさせていただくことで、よろし いか。
○藤井 辰吉委員
・ この案を左右するわけではないが、私も企業の誘致も大事だろうなと思いながら、その前の段階で、 自分たちの地場の産業とか企業を強くするという視点も、私はそちらの方が大事だと考えているので、 先ほどの弱点を知るというところは、まさしく、すごく大事だなと、企業の誘致よりも先駆けて大事 にしたいなと思う点であるので、今、この案についてどうのではないが、そういう視点でものを見て いきたいなという意見だけつけ加えたい。
○委員長（道畑 克雄）
・ そういうご意見をお持ちだということで受けとめさせていただく。調査事件については、正副で提 案をしたことで進めさせていただくことで、よろしいか。(「はい」の声あり)
・ 本件については、次回以降、企業誘致にかかわる本市の状況等について調査した上で、他都市の事 例の調査を行うため、閉会中継続調査事件とすることでよろしいか。(「異議なし」の声あり)
・ ただいま決定した閉会中継続調査事件については、先ほどの理由をもって、議長に申し出たいと思 う。これに異議ないか。(「異議なし」の声あり)
・ 議題終結宣言
(2) 林業・木材産業の成長産業化に向けた施策の充実・強化を求める意見書について
○委員長（道畑 克雄）
・ 議題宣告
・ 本件については、北海道森林・林業・林産業活性化促進議員連盟連絡会から、森林資源の循環活用
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や、森林・林業・木材産業の活性化を図るため、国に対し、意見書の提出をお願いしたい旨の要望書 の提出があった。正副としては、要望書の趣旨が理解できるものであることから、当委員会から、意 見書案を提出したいと考えている。
・ 事務局に意見書案を配付させる。
(事務局資料配付)
・ お配 りし た意見 書案 を当委 員会か ら、議 長に 提出 したい と思う が、こ れに 異議な いか 。(「異 議な し」の声あり)
・ 条項、字句の修正については、委員長に一任願いたいと思うが、これに異議ないか。(「異議なし」 の声あり)
・ 議題終結宣言
２ その他
○委員長（道畑 克雄）
・ 各委員から何か発言はあるか。
○佐古 一夫委員
・ 先ほど発言すればよかったが、阿部委員のおっしゃるとおりだと思う。過去にも、フットボールの チームが、函館に本拠地を置きたいという話が具体的にあって、そこの会社の副社長と幹部が２人函 館に来た。私もお会いしてぜひお願いしたいと言ったが、全然、役所が「千代台のサッカー場は陸上 競技場だから」と言って、さっぱり乗らない。むこうはたぶんウェルカムだと思って来ている。さら に、さかのぼれば真偽はわからないが、旭川医大だって最初にここに話があったと聞いている。この まちは、そういうチャンスに対して消極的だ。今、委員長がおっしゃった、これでこの調査はいいの だが、１回、担当部局なりに、我々委員会としても聞いて、おそらく優遇税制だとか雇用に対する補 助の出動だとか、ほかのまちはきっといろいろな具体を持っていると思う。そういう部分をもう少し 詰めてから行かないと、ただ行って見てきても、その後というのも確かにあるのかもしれないが、そ の辺はどうなのかなと思う。
○委員長（道畑 克雄）
・ わかりました。先ほど阿部委員もおっしゃっていただいたが、そうした視点は大切な話なので留意 しながら、最終に提言をまとめたりして完成品にするのでしょうけど、プロセスの中で、そういった ことを留意して、その視点で調査ができるようにする。
○佐古 一夫委員
・ 時間的なものがあるのであれば、正副だけでも担当部局に今のようなことを聞いて、調査に行く際 に、私どもに話していただいても結構だ。
○阿部 善一委員
・ 経済センサスの分析をしていけば、函館の製造業というのは、道内でいうと６番目か７番目くらい で、北海道全体では、函館の製造業は６％くらいしかない。将来26万、27万の市民の生活を守ってい くのは、やはり製造業だと思う。ほかにサービス業などいろいろあるが、水産業がイカも高くなって きて、非常に原料も仕入れも高くなって、いいところはいいが、そうでないところは、かなり厳しい
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状況になってきているというさまざまな現象が、今起こっているし、さらに起こりつつある。今、沿 岸漁業がまったくだめで、これも相当な影響、あと後々きいてくるのだが、そういった中で、ただ企 業誘致といったって市民は誰もこんなことは納得しない。企業を持ってくるといっても、どこに何し に行くのか、そしてそれをどうやって函館につなげていくのかということまで、今、求められる時代 になったので、従来のような議会のあり方、考え方はだめだし、もう少し能動的でなければ、私は世 間は納得しないと思う。
○委員長（道畑 克雄）
・ わかりました。貴重なご意見ということで、受け止めさせていただく。
○佐古 一夫委員
・ どこでも企業誘致は熱心だから確かに比較されるだろうが、これだけ空の便も新幹線も来て優位性 は結構高まっている。食べ物はおいしいし、背景に立派な観光地も控えている。
○委員長（道畑 克雄）
・ ほかに発言はあるか。(なし)
・ 散会宣言
午前10時18分散会
